負け犬の遠吠え

情けなくてもかっこ悪くてもこれが私 

今起こっていること

2月24日は、旦那の45歳の誕生日でいつも通りに地味にお祝いして終わりのはずだった。

北京オリンピックの余韻が残る中、突然それは始まった。ロシアのウクライナへの軍事侵攻。オリンピックの感動がふっとんで、代わりに無惨に破壊されていくウクライナの街の映像に目が離せなくなって、子供達が泣き叫んでいる姿が脳裏に焼き付く。何のために、こんな無惨な事が起きたのか。

今日、原発が攻撃された。信じられない…。プーチンは、いとも簡単に開けてはいけない箱を開けてしまった。ロシア軍の兵士達はどんな思いで攻撃をし続けているのか、本当の気持ちを知りたい。自分達にも日々の営みがあって、家族がいて家があって毎日暮らしてきたはずで、その生活を守る為にどんなに苦労してきたことか。

頑張って築き上げてきたものが、爆撃によって一瞬で跡形もなく壊された。まだまだ壊され続けていく。

 

私の父方の祖父の名を寅太郎という。その祖父が生前付けていた日記に、シベリア抑留の時の過酷な捕虜生活についての記録が残されていた。-30℃の極寒の中での強制労働。食事は黒パンとスープのみ。寒さとビタミン不足で毛穴から血が吹き出す。寝床には南京虫がびっしり。次々に息絶えていく仲間達。暦も時計もない生活。いつ終わりをむかえるかわからない命を削る毎日。

 

寅太郎の日記は、わたしにとって衝撃的で自分のルーツにあたる人の戦争体験を読んで、ショックを受けた。

遠い昔の出来事のような気がしていた。でも、始まってしまった!とんでもない事が近づいている見えない不安に襲われる。中国はロシアを容認しているし、北朝鮮はミサイルを無鉄砲に撃っている。

 

テレビでみる戦場とかしている街は、ごく普通に生活していた人達の日常があった場所。

 

日本でも、いつ起きても不思議ではないのかもしれない。