負け犬の遠吠え

情けなくてもかっこ悪くてもこれが私 

バイクの免許を取ったわけ


新しい担当カウンセラーになってから2回目のカウンセリング

初対面のときはかなり身構えて

敵対心むきだしで… 

まだまだ頼りがいはないけれど

でも、少なくともワタシの敵ではないことは理解した。

そもそも、敵ではないのだなぁ…


日曜日、ドラミで菜の花ロードに行って

怖い思いをしたことを話した。

でも、バイクに乗ってるなんてカッコイイですねー

と、カウンセラーは言った。

大抵の人が同じことを言う。

バイクに昔から強い憧れがあった。

免許を取ると一念発起

一目置かれる趣味を持ちたかったから

言うのが根っこにある本当の理由。

ワタシ自身、昔から誇れるものが何もない。

仕事も中途半端、

妻としても、母としても落第点。

人としても…

人に誇れる才能も努力を惜しまない精神力も

なんにもなく、

満たされない気持ちをずっと抱えて生きてきた。

バイクの免許を取っただけで人生が

劇的に変化するわけじゃない。

でも、バイクの免許を取るまでの過程

取ってからのバイク選び

納車してから、初めて走ったとき
 
ドラミと名付けて、相棒となった時

ドラミと走る世界は、車との世界とは

全く別のものだったこと。。
 
風の匂いを嗅ぎ

お日さまに照らされて走る爽快感。

エンジン音を聴いていると不思議と安心してる自分。

魅力がいっぱいあった。

自分自身に誇れるものが何一つないから

バイクの免許を取って、一つ自分には

これがあるって自分を納得させたかったのかもしれない。

バイクに乗っているからって

相変わらず精神状態は不安定だし、

身体もどんどん衰えていくけど…

バイクに乗ることだけは、やめたくない。

唯一の自分の自慢。

自己満足でも、自尊心が養われていいと思ってる。