負け犬の遠吠え

情けなくてもかっこ悪くてもこれが私 

一世紀を生きて


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紅葉を観に行って、

二人でジェラートを食べたのが二年前。


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昨年の2月に100歳の誕生日を迎え

みんなでお祝いをした。

 

三年ぶりにハワイから帰国した従姉妹、

コロナ禍の中出産し、三年たって

娘と、ばあちゃんが初対面を果たした。

 

2日後の今日の朝早く、

ハナばぁちゃんは

大正、昭和、平成、令和の

一世紀を生きて

 

じいちゃんの待つ天国へ旅立った。

 

みんなに優しく愉快だったハナばぁちゃん


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大口を開けて、笑っている顔しか

思い浮かばないなぁ。

 

昨日の夕方、

次男とハナばぁちゃんに会いに行ったんだ。

 

じゃんけんしたり、

あっちむいてほいをしたり、

足をマッサージしてあげたり、

 

もうすぐ免許を取りに行く次男は

 

『オレが免許取ったら、乗せてあげるからな!』

 

『おぉ。楽しみだなぁ』

 

という、会話をしてお別れしたばかりだった


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ドラミに乗りたいと張り切っていた12年前

88歳の時のハナばぁちゃん

 

98歳までグランドゴルフをして、

ご飯の仕度もして、

ひ孫のオムツ換えもして、

 

みんなの相談相手になってくれて

いつもパワーをくれたばぁちゃん

 

存在の大きさが、有り難さが

身に沁みる。


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ハナばぁちゃん、ありがとう。