ねっとりした湿気を帯びたおぼろ月夜
先日亡くなった同級生の実家へ
お線香を上げに旦那と共に行ってきた。
疲れた顔をした、お父さんとお母さんと
お兄さんが迎えてくれた。
1ヶ月程前から入院していた様で、次退院出来たら、自宅に戻りたいと話していたようで、叶えられず残念だとお母さんが話してくれた。
26歳で発病して約20年もの間、どんどん自由がきがなくなっていく自分の体と、対峙して
どんなに悔しかったことか…。
親よりも先に旅立つ無念さはいかばかりか…
けれど、彼女は彼女の人生を精一杯生き抜いたんだね。
一度だけ自宅に招かれた時に、
何か食べたいものある?と聞いたら、
『レモンケーキが好きなんだ』
と教えてくれたから、お土産に持っていくとたいそう喜んでくれた。
帰宅して、Rちゃんを思いレモンケーキを食べた。
親友の旦那さんがクモ膜下出血になり、緊急手術を受けて1日。
今度は親友の父親が救急車で運ばれたという事だ。
親友の父親は、在宅にて癌の闘病中である。
親友は、旦那さんの病院からの帰り道に、父親の事を聞いたらしくもうパニックになっていた。
あぁ、神様ヒドイよ。