物心ついた頃から
気がつけば一人でいた。
クラスの班決めの時、
バスの席、
体育のバトミントンの相手、
席替え、
いつも最後まで相手が居なくて
先生が決めた。
寂しい。
集まって皆楽しそう。
羨ましい。
ワタシはその中に入れない。
ドウシテ?
大人になって
結婚して家族が出来ても
ずっと寂しさは募った。
寂しさは怒りとなって
幾度となく爆発して
家族も離れていった。
そう。自業自得なんだ。
日曜日、風が強く吹き付ける道を
一人で歩く。
暖冬のせいか、卒業式の匂いがした。
永遠に手に入らない、
ワタシの居場所。