負け犬の遠吠え

情けなくてもかっこ悪くてもこれが私 

たとえばそんな

うつろとからっぽ

うつろとからっぽ 心がうつろなとき 心の中は空き家です 埃だらけクモの巣だらけ 捨てられた包丁が錆び付いている 心がからっぽなとき 心の中は草原です 抜けるような青空の下 はるはると地平線まで見渡せて うつろとからっぽ 似ているようで違います 心とい…

ちっぽけな世界

秋めいた高い空に いわし雲 風もカラリ ボクの世界は これだけ ちっぽけで たった これだけの世界

夜の自転車

うちの前の道路工事 お盆休みかなぁ 毎日、朝と晩 自転車でちょい乗り 朝は、爽やかな空気の中を 眠気覚ましと 足のリハビリを兼ねて 朝陽が上るのを見ながら ギコギコこいで 夜は、風呂上がり 体の熱を冷ますためと 夏の匂いが好きだから ギコギコこいで 今…

あお

若葉 萌えぎ 川 青く たおやかに 流れて行く

若葉マーク

毎朝 同じ時間に車を走らせる いつもの道 なんだか流れが悪い 前方を見る ピカピカのピンク色の軽乗用車 若葉マーク そろりそろりと どこか頼り無さげな運転 あんな頃もあったっけな… 右折していく若葉マークに 気を付けてね と つぶやいた

綿毛

何年ぶりに乗っただろう… ガタンガタンと揺られて 各駅停車 あたたな光を浴びながら ゆっくりと走る田舎の電車 いつも時間に追われて 車の移動 何処に行くにも 車 常に自分で運転 慌ただしく急かされて 気持ちは常にいきりたっていた 何個目の駅から 大きな…

遠くに響く

夢うつつ 遠くから お囃子の音色 笛 太鼓 鈴 鐘 ああ 今日はお盆なんだなぁ 薬のせいでふわふわしてる ご先祖さまを お迎えしているのか ああ意識が遠のく

失速

ああ、 何をやってんだろう。 前に進まない 後ろ向きなこころ

削除

ありとあらゆる記憶を 削除 出来たらなぁ メールを削除するみたいに 自分という存在も 削除できないか

歳月

月日は流れて あんなにも苦しかったことが 嘘のように 何もなかったかのように 海はそこに在って 波の音も同じく 風の匂いも一緒 変わってしまったのは 自分 全て 最初から なかったかのように 時の流れに置いてきぼり 確かにそこにあったはず 何を探しに こ…

ヒッチハイカー

いつも通りの時間に 車で通勤 自宅近くのコンビニに ヒッチハイカーが二人 段ボールには 鹿児島から北海道まで 仕事じゃなかったから 乗せていたかなぁ 気が付けばもう7月 夏がそこまで来てるんだ フリーダムな時間 雨さえ楽しい時 ふぅーと 一息ついて 横目…

渇き

喉が渇いたなら 水を飲めばいい 心の渇きは どうしたら潤う カラカラに 渇いて ボクの心は 砂漠のようだ

待ち人

きいろ

眩し過ぎて 気づいたら泣いていた。

鉛色

鉛色の空と おんなじあたしの心 どんより重い思いを どうしたら手放せるかな

山の上で

グライダーが飛び立つ 遮るものは何もない 風はピンと張り詰めている かりんとうをつまみながら あったかいお茶が飲みたいなぁ 無防備な子供のように 体温を感じて じんわりと温かくなって 山の上で 空になりたかった 初冬の午後

それだけで

なんていい天気なんだろう 雲一つない青空 風もなくて 穏やかな一日 特別な事がなくても それだけで 生きていて良かったと 素直に思える 一年にこんな風に思える日は 何回あるだろう。。

バカボンパパの言葉

これでいいのだ この言葉は、実に深く考えさせられる。 出来ないことを正当化する言い訳 自分を納得させるための逃げ ありのままを認めること これで本当にいいのか? 努力 忍耐 感謝 全てが備わっていない自分に これでいいのだ そう 胸を張って笑える日は …

雨音

朝から降り続く雨 窓に打ち付ける雨音 こんな日も悪くない ため息も 涙も かき消してくれるから 一段と強くなる雨 季節がまた巡る

本当の気持ち

いつまでも 同じところから 進めない 大好きだったあの歌も あの場所も いつの間にか色褪せ モノクロの世界が ただ広がっている 立ちすくむのは、僕?

暗雲

時は流れて 季節も巡って 変化を続ける世界で 取り残された ぼく

氷の羽毛

切れぎれ

切れぎれに なった 気持ちは …

交差

幾度となく すれ違った その度に バックミラーで確認して 違ったか… がっかりするような でもホッとしたような すれ違うことはあっても もう二度と交差することはない 二人

このまま

夜、寝るとき毎日思うこと このまま目が覚めなきゃいい でもきまって朝が来る。。 本当 は 誰も傷つけたくはないのに あたしなんて…

缶コーヒー

ブラックの缶コーヒーを2本 ゆっくりと沈んでいく夕陽 砂浜に腰を降ろして 久しぶりの再会 溢れ出るコトバは、どうでもいい事ばかりで 20年という時を感じないくらいに あなたは変わらない ふっと我に返って 自分はこんなにも変わってしまったと泣きたくな…

前を見て、

空を見上げて 自分の小ささに悲しくなったり 振り返り 過去を懐かしく思うことより 今は ただ前を見て、歩いて行きたい。

境界線

命の境界線 どうか助かりますように… 祈ることしか出来ない 無力さよ

手紙

想いを 綴った手紙 あなたに 届いただろうか… 一文字一文字綴っているうちに 気持ちの整理がついた気がした。 切手も貼らずに出した 手紙…

こんな晴れた日は

なまりのように重い体 ぐちゃぐちゃの頭ん中 メチャクチャに壊れて からっぽの心 今日は、こんなにも いい天気だ。 満たされない想いを 隠して こんな日はただ眠るだけ 居場所なんてない 存在価値なんてない 無くなりたい それが唯一の願いだ